2009年10月17日

lost

コネタをこっちに。
lostと言うよりLASTかな
この後加工するかどうかは正直考えてないっす。

気が向いたら?;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン


****


姉さんと僕は両親の墓参りに行ったんです

墓前で今まであったことを話しているとふと姉さんが後ろを振り向いたのです。

「・・・?姉さんどうしたの?」
「いや。誰か居た気がしたの」

そこには誰も居ない。僕には全く気配は感じ取る事は出来なかった。
「きっと父さんと母さんが来てたんですよ」
「そうかな・・・」
霊感が強いわけでもない姉さん。きっと何かの間違えでしょう。

たまにありますよね?ふと気配を感じること。
僕はそれだと思ってたんです


その日はそれで終わりました。


次の日


「いってらっしゃいー」
愚義兄のカズマさんと息子(僕から見れば甥っ子ですね)のりゅーを送った僕と姉さん。普段なら姉さんも行くはずなのに今日は行かない。

「姉さん今日は行かないの?」
疑問に思った僕は姉さんに問いかけて見た
「うん。レイムとお家のお片づけしようかなって思って」

・・・義兄さんと喧嘩でもしたのだろうか。あんなに仲の良いおしどり夫婦なのに珍しい。また愚兄が姉さんに変な事をしたに違いない!帰ってきたら思い切り本の角で叩きつけないと。


僕は台所を。姉さんは自分の部屋を掃除していました。
台所の片付けが一通り終り、姉さんのところに行ってみると。

なにやらアルバムを見ているようで。
掃除が進まないフラグがたっているw
そう思いつつ部屋の窓を開けると。


「ねぇ。レイム。何でカズマ君のことあんなに嫌ってるの?」
「嫌ってなんかありませんよ!ただ時折姉さんに酷い事をするのが許せないだけですよ!」

それを聞くと僕に近づき頭を撫でる姉さん。
「それなら良かった。これからも仲良く・・・リューの事も大事にしてね」

姉さんの不思議な言葉。本当に何があったんだ





その数週間後に姉は死んだ。





プロンテラに姉さん家族と僕と買い物に出かけていて、テロ・・・いや。あれはモンスターの奇襲にあった
僕らの国では各町。各国を守る為の猛者たちが集まるギルドがあり、そのギルド同士で演習(GVG)が毎週行われているのです。

そのギルドの人たちも集まり、街で買い物をしていた冒険者達も一度プロンテラ城に集結をして。もしくはその場で放送を聞いた。

「防衛ギルドは城を守り冒険者・力のある者は街を守ってくれ!」
そのような放送が流れ、冒険者である僕らは、戦う事の出来ない人達を城にプロンテラ北側避難させるのに必死だった

プリーストである僕と甥は城の近くで誘導と傷を負った人の介護。
姉と兄さんは誘導をしていた。

泣き叫ぶ人々。傷を負う兵士。
これが戦いと言うものなのだろうか。
避難場所はむせ変える程の血の臭い。
皆必死だ

何故か胸騒ぎがした。



避難所を抜けプロンテラの城下町へ。

兄と姉の安否を気遣った。

「姉さん!」
僕がみた先には背中に深傷をおい子供を抱えている姉の姿。
「姉さん!早く傷の手当てを」
「私よりこの子を………」
子供も腕に傷を負っている。
姉が自分の衣服を破り止血を試みたようで。腕に巻かれた布は赤くそまっていた。
「しかし……」
「レイム!子供が先でしょ!早く行きなさい」
姉の怒る姿・・・。僕は初めて見たかもしれない。
萎縮しつつも僕は急いで子供を抱き抱え避難所へ。
「直ぐ治してあげるから我慢してね」
子供は泣きながら頷いた。


他に介抱しているプリーストに事情を話し再び姉の元へ
「この子を助けた人が外に居るので行ってきます!!」
僕は必死に走った。大事な姉を助けたいが為に。本当ならば助けた子供の傷が癒えるまで側に居てあげるべきだが胸の鼓動が収まらない。


「姉さん!大丈夫!?」

には到底見えなかった。
壁に寄りかかる姉。
回りには鮮血………何故僕はその場でヒールをかけなかったのだろうか悔やまれる。

「姉さん。すぐてあ………」

姉は首をふった。
「ヒール!!ヒール!!!くそっ!リザレクション!!何で!何でだよ!」

僕は構わずヒールを聖域をリザレクションをかけたが傷は癒えなかった
「最初からわかってたから」

「最初からって何だよ!」
僕は姉さんに怒鳴った
「母さんと・・・父さんのお墓参り言ったあとね・・・いわれ・・・たの」

姉は血を吐いた

「姉さん!喋ったらだ」



「伝えて………カズマとりゅーに。ありがとう。楽しかったよって」
「駄目だよ。自分で言わないと」
「お願い……もう眠いの………」

静かに目を閉じた
姉は力なく崩れ落ちた

その間記憶はない



モンスターは逃げ。街は城は守りきれたが多くのものを失った。



甥は悲しみを隠し涙を浮かべながら微笑んだ
「ママは天の川にいてずっと見てるから」

父さんと母さんが死に、物心ついたときには居なかった僕。姉に
「父さんと母さんは何で居ないの?」
と聞いた事があった。
その時姉は
「父さんと母さんはね。あの沢山光が集まっている天の川に居てね。私たちを見守ってくれているんだよ」


姉が自分の息子に教えたのだろうか。悲しいだろうが笑って話せるこの子は正直大人だなと思った。


兄は………姉を殺害したモンスターを未だに探している。助けた子供に容姿を聞き、毎日臨時の広場に行っては狩をしつつ探している。光を失った目をして

亡者に捕らわれている………そんなことをしても姉は喜ばないのに




僕は冒険者に支給される法衣を脱いで教会へ向かった

今回の奇襲で親を失った子供のために命を捧げよう。姉が守った大事なものの為に

そして僕は冒険者であることを辞めた





posted by なつめしょういち at 21:00| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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